仕事の全体像

ここ一週間は仕事が立て込んでいたため、ブログを更新する余裕がなかった。帰宅中にベロンベロンに酔っぱらった飲み会帰りの先輩につかまって日付が変わる間際まで延々と仕事の愚痴を聞かされたり、新しい問題が発覚して深夜にドタバタしたりするなど、自宅でパソコンを起動することがそもそもなかった。目標の週2更新がいきなり危うい。



それにしても、社会人生活2年目になってもなかなか段取りが良くならない。作業を担当するにあたり、必要な情報、やらなければならないことを把握するのはそれなりに早くなってきたが、諸先輩からの頼みごとや雑用(セミナー会場の設営など)をこなしているうちに進捗が遅れ、焦って作業をこなすも結果として後から問題点がポロポロと出てくるので、さらに全体の作業が滞るという負の連鎖に陥ってしまう。僕だけの問題ならいいが、他の人の作業にまで遅れが生じるのはよろしくない。

仕事ができる人=メタ的思考ができる人だと聞く。つまり、俯瞰的にプロジェクトの状況を眺められ、プロジェクトの本質をつかむことのできる人である。プロジェクトの本質をつかむとは、作業を進めるうえで必要なことや、作業に伴う影響などを頭の中で理解するということだが、僕にはその力が不足している。必要なことがわかっていれば無駄な作業を行う必要はない。したがって負担は減り、時間を有効に使える。メリットしかない。

ではどうすればメタ的思考ができるようになるのか。これも聞いた話だが、思考する癖をつける以外にないそうだ。全体図を絵でまとめるとか、わからないことがあっても人に頼らず自分で調べる・考えるとか、とにかく思考しないことには絶対に解決しない問題だそうだ。いわれてみれば、あまり自分で思考する機会は学生時代になかった。レポートは本を読んで重要なところをまとめ、感想を記しただけ。卒業論文でもいろいろな資料をつきあわせて一つにまとめるタイプのものを書いたので、自分で考えて書いたものはなかったように思う。単位はほとんど落とさず、4年生のときはブラブラしていただけだったが、いま思うと何でも良いから、1年かけて一冊の難解な書を読んでおけば良かったと思う。そうすれば、内容のわからないメールを読み解くとか、資料を読んで内容を推察することができていたかもしれない。無駄な時間を過ごしてしまった。いや、社会人になったいまも十分無駄な時間を過ごしている気がするが。

過去を嘆いても仕方がない。今後は思考する癖を身につけるため、読むものを選ぶなど、努力していきたい。活字ばかりでは息が詰まるので、息抜きに読む漫画も多少学術的なものを選ぼうと思う。ということで、以下の漫画を購入した。

合コン等で使えそうな学術的知識が満載である。この漫画から得た知識を得意げに女子に披露、これをきっかけにめでたくゴールイン、というメタ的思考はダメだろうか。ダメすぎるか。